投稿日:2023/03/25 最終更新日:2023/03/25
ザッと読めるシリーズ【サンプルレート編】
サンプルレートとは
1秒間にオーディオサンプルを何回取得したかを表すもの(横軸で展開)
→ 1秒間に録音機器が音をデータに変換する回数
デジタルオーディオのサンプルレート:44.1kHz
→ 録音中にオーディオが1秒間に44,100 回サンプルとして取得されたことを意味
→ 再生時は音を1秒間に44,100 回再構築
映像のサンプルレート:48kHz
基本的に数値が大きければ滑らかな音声になる
ビットレートとの関係
サンプルレートは44.1kHzと48kHzのどちらかを使用することが多い
そのため、動画の最適化を図るにはビットレートの設定で調整する
※音声ビットレート=サンプリングレート×ビット深度
映像制作の場合は基本的に48kHzを選択すれば良い
→ 映像と音声を分けて収録する場合は音声のサンプルレートが48kHzで収録するように注意
ビット深度とは
分割されたサンプルレートにおける1サンプルあたりのデータ容量(縦軸)
16bitの場合はサンプリング1つに対して2の16乗(65536)の情報量となる
※16bit:世の中にある大抵の音源のビット深度
基本的には16bitを選択しておけば間違いはない
→ 凝ったアニメーションを当てる場合は余分にビット深度を与えた方が音の劣化を防げるため32bitでもあり
ビット深度とダイナミックレンジ
一番小さな音と一番大きな音の差を表す表現
→ オーディオの解像度
16ビット:96dB(ダイナミックレンジ)
24ビット:144dB(ダイナミックレンジ)
ダイナミックレンジが大きいほどノイズレンジが狭くなる
→ 16ビットはノイズレンジが比較的大きい
→ 実質16ビットのダイナミックレンジは80dBとも
ダイナミックレンジ=s/n比+ノイズレンジ(基本固定)
→ ダイナミックレンジが大きくなる=s/n比が大きくなる
この観点からでもビット深度は24ビット以上を使用する必要はない
→ 人間の可聴範囲(120dB)を考慮した場合
※32bit浮動小数点と24bitは、レコーディングという点ではほとんど同じ