ザッと読めるシリーズ【ビットレート編】

投稿日:2023/03/25 最終更新日:2023/03/25

ザッと読めるシリーズ【ビットレート編】

ビットレートとは

ビットレートは1秒間あたりに送るデータ量のことを指しておりbps(Bit Per Second)という単位を使う

高音質高画質の動画ほどデータ量は大きくなるため、bpsは高くなる

ビットレートは2つに分かれる
映像ビットレート+音声ビットレート=オーバルビットレート

映像ビットレート

映像ビットレート=解像度×RGBデータ量×フレームレート

※解像度:画像の幅1インチあたりの画素数
※RGBデータ量:1画素あたりの色情報
※フレームレート:映像1秒間あたりの静止画数

音声ビットレート

音声ビットレート=サンプリングレート×ビット深度

※サンプリングレート:音声1秒間あたりの処理回数
※ビット深度:1サンプリングあたりのデータ量

固定ビットレート

CBR(Constant Bit Rate)とも呼ばれる

動画の情報量にかかわらず同じデータ量でエンコードするため圧縮後のデータ量が一定

圧縮後のデータ量を予測できるのがメリット

動画や音声の情報量が多い部分も少ない部分も同じビットレートでエンコードする
→ エンコードされた動画の画質や音声の音質が不安定になる場合があるのがデメリット

変動ビットレート

VBR(Variable Bit Rate)とも呼ばれる

動画や音声の情報量に応じで圧縮率が変わるため全体的に画質や音質が良くなる
→ 圧縮後のデータ量がわからないのがデメリット

ストリーミングでは事前に最適な配信速度を図れないため不安定になる可能性がある

VBRパス1

ビットレートを予測変換をしながら1回で圧縮する
→ 圧縮にかかる時間は少ないが不安定になる可能性がある

VBRパス2

ビットレートの予測を1回目に行う
予測の後に変換を2回目に行う
→ 圧縮に時間が掛かるが圧縮を安定して行うことが出来る

最適なビットレートとは

ビットレートは高ければ高いほど高画質高音質になる

しかし、データ量も増えるためストレージの逼迫やストリーミングの不安定な配信につながる

画質や音質が落ちない程度に少ないデータ量=最適と考える

参考資料

https://www.adobe.com/jp/creativecloud/video/discover/bit-rate.html

https://www.adobe.com/jp/creativecloud/video/discover/audio-bitrate.html