投稿日:2021/11/09 最終更新日:2022/06/07
【勉強】新卒教員がエンジニアへ転職するために過ごした休日ルーティーン
今回は私が転職に向けて過ごした1年半の休日ルーティーンを紹介したいと思います。
前職の職業柄なのか休みという休みはあまりなかったのですが、貴重な休日を全て転職のために捧げていた頃の鬼のような勉強ルーティーンを解説していきたいと思います。
転職をしたいけど勇気が出ない人もこの記事を見て頂ければ少しは元気になってもらえるのではないかなと思います。
1日のルーティーン
私の休日ルーティーンをグラフにしました。
見ていただいた通り勉強づけの1日となっております。
基本的には勉強することを軸としているルーティーンなので、休憩時間は2~3時間の勉強につき1回1時間〜2時間ほどとっていました。
勉強時間を2時間〜3時間で区切っている理由としては、まず3時間以上集中して勉強することが出来ないからです。
これは私だけではなく皆さんもそうなのではないでしょうか?
最近の医学研究では大人が集中して取り組める限界は90分と言われているので、そもそも何時間も連続して勉強し続けていたとしても、頭に入ってない無駄な時間を過ごしていることになります。
集中力の限界は90分? 集中できないときに試したい効果的な休憩方法と勉強法
https://townwork.net/magazine/skill/103396/
私も正直ずっと勉強している気になっていたとしても、スマホを見たりYouTubeを見ていたりするので、とてもではないけれど3時間が限界です。
あと、何かをプログラムで実装してみるときに3時間くらいのスパンで勉強していると、自分としては結構区切りがいいいなというかちょうど良いところで終われるので、大体2〜3時間にしていました。
それを5セットやることを目標にしていましたので、合計で10時間ほどになります。
ちなみに前回記事にした平日のルーティーンも載せておきます。
平日は教員として働いていたので、勉強にかけられる時間はごくわずかですが、働いて勉強して寝るみたいな生活をまとめてみました。
もし読んでいない人で気になる方は以下のリンクからご覧ください。
7:00【起床】
休日でもこのくらいの時間に起きていました。
普段の朝が早いので7:00くらいであれば起きるのはあまり苦ではありません。
起きたら速攻で歯磨き、洗顔をしてPCの前へと向かいます。
まず勉強をスタートする前に1日でやることをまとめます。
1日で何を勉強してどうなっていたいかタスク管理表という名のノートにまとめます。
ノートは書きやすいし見返しやすいし使い慣れているので使っていました。
オススメはノートですがスマホのメモとかでも使いやすければOKです。
深く考えるとじっくり時間を使ってしまうタイプなので、箇条書きで勉強したいことをスラスラと書きつつ、昨日やり残したものとかも含めてまとめていきます。
例) ※再現
- 昨日の模写コーディング続き
- PHP基礎を復習
- 模写コーディングもう1本
- PHP基礎を復習(2週目)
ここから1日最初の勉強がスタートしますが、大体最初は昨日の続きからやります。
コードを書いてるとありがちですが、エラーに何時間も悩んで解決出来ず、次の日再びやってみると速攻で解決できるなんてことがよくあります。悩んでいる時は色んなことを考えすぎてしまうので、睡眠をとって頭をリフレッシュした状態にすれば落ちついて考えられるからではないですかね。
なので、昨日の続きから始めるようにしています。
寝起きなのでゆっくりしたペースで進みつつ、ここで3時間も使うので大体昨日の続きとしてやっている模写コーディングなどは片付けることが出来ます。
時間も少し余るので、残った時間を使って答えのページを確認しつつディベロッパーツールを使ってどんな実装をしているのかじっくりと観察して、最適な方法を自分なりに落とし込んでいきました。
10:00~11:00【休憩】
3時間もコーディングをしていると流石に疲れるので、1時間の休憩を取ります。
この1時間で大体は朝食を取ってシャワーを浴びて過ごします。
朝食は簡単に食べられるバナナなどを食べて腹5分目くらいで済ませます。
ここでがっつり食べてしまうと勉強再開くらいの時に眠たくなるので注意です。
シャワーも5分くらいで済ませたら残りの時間は大体YouTubeを観て過ごします。
この頃は旅動画などを観て気分だけでも外に出ている気分になっていました。
(今ではPCばかり触っているのでインドアですが元々はアウトドア派だったので)
11:00~13:00【勉強②】
2本目はインプット系の内容をこなすようにしていました。
理由としてはコーディングは手を動かして学ぶ方が圧倒的に覚えるので、早めの時間帯にインプットを一度してその日の終わりまでにアウトプット作業を行うためです。
例のタスクで言えば、PHPの基礎部分をざっと見返します。
私がインプット作業を行うときはWEB上で人気の記事を読むか技術書を読むか公式ドキュメントを読みます。
今でこそ公式ドキュメントを読む比率が大きくなってきていますが、当時は用語も用語もよく分かっていなかった自分にはハードルが高かったので、ドットインストールやQiitaのまとめ記事を読んでいました。
一度勉強している内容であれば、思い出すまでに時間は掛からないので1週目はざっと目を通します。
そして、2回目は少しじっくり読んで頭に入れていく流れです。
コーディングでインプット作業するときに一番大事なのは2つあります。
- 6割~8割の理解で留めること
- 出来るだけ繰り返すこと
まず完璧に理解しようとはしません。
というか、無理ですしとても非効率です。
目的は覚えることではなく書けるようになることなので、基本はしっかり抑えてあとは調べながらアウトプットへ繋げます。
あと出来るだけ繰り返すと良いです。
2時間であれば2時間繰り返しインプットしていくことで、頭に残りやすくなります。
必要以上に覚えるのではなく、if文の書き方やechoの呼び出し方、classの宣言の仕方などの基礎部分に絞ってインプットするということです。
そうするとすぐに2時間経ってしまうので、気を抜かないように集中して取り組むことを意識していました。
13:00~14:00【昼食】
昼食と休憩を含めて1時間ほど休み時間を取ります。
ここまでくると作る元気はさほどないので、近所にあった某チェーン店のうどんをよく食べていました。
カレーとうどんのセットで500円なので本当によくお世話になりました。
外出をするので30分くらい昼食に時間を取り、残りの時間は少しゲームなどをしていました。
当時は荒野行動が凄く流行っていた時期でもあったので、私も友人とオンラインで通信をしながら遊んでいましたが、この頃は勉強に集中して取り組みたかったのでソロでやってました。
14:00~17:00【勉強③】
この日2回目の3時間勉強です。
この時間にインプット作業をすると99.9%の確率で寝てしまうので、アウトプット作業のみ行っていきます。
今回の例で言えば、先ほど行ったPHPの基礎をアウトプットしていきます。
やり方としてはただ基礎的なことを単発でやるだけなのはつまらないので、何かのアプリケーションや模写コーディングをしたページに加えていくなどの実践的な作業をします。
例えば、PHPで実装することの出来るものといえば、フォーム作成やログイン機能、投稿の保存(例:2チャンネル)など近年当たり前のように使われている機能ばかりです。
転職するまでの1年半と限られた勉強期間では限界があるので、Wordpressでもよく用いられる投稿の保存やログイン機能などを中心に実装をしていました。
進め方ととしては、やり始めはどうやって作るか見当もつかないので、ネットで調べながら一つずつやっていきます。
例えば、投稿の保存であれば「投稿をする」→「投稿内容をDBに保存する」→「投稿内容をDBから取得する」→「投稿内容を表示する」という流れで作れば、投稿の編集や保存が可能になります。
それを踏まえて「投稿をDBに保存するのはどうすればいいか?」「保存したものをDBから取得するにはどうすればいいか?」を調べてコードを書くということです。
なので、いきなり書き始めるよりもPHPを使って何を作りたいのか?どうやって想像したものをつくるのか?をしっかり考えた後に調べながら書いた方がより身に付くと思います。
インプットばかりしているよりもアウトプットを多めにやった方が身に付きますし、何よりこの時間帯でも眠くなることはないので3時間はあっという間に経ってしまいます。
17:00~18:00【休憩&夕食】
早めに夕食は済ませてしまいます。
この時間帯ですでにお腹が空いてしまいますし、遅い時間に夕飯をがっつり食べると次の日に胃もたれがしてしまうので、早めに取ります。
夕飯は外食か自炊の半々くらいだったように思います。
食べ終わったら少し寝るかゲームをしてリラックスするようにしていました。
18:00~20:00【勉強④】
1時間の休憩後に4セット目に入ります。
この時間帯では日によってバラバラですが、大体は先ほどのアウトプット作業の続きをします。
言語を長く使ってくると色んなアニメーションなどを調べながら作成をするため出来る幅が広がって、そこまで時間が掛かることはなくなるのですが、初めは1つの実装をするのに3日とか掛かっていました。
この頃も慣れてきているとはいえ、そこまで書けているわけではなかったのでほぼ1日~2日掛かっていたと思います。
でも、この作業をしている時が個人的には楽しかったなと思っています。
失敗することはたくさんありましたが、結局ローカル環境でやっているだけなので誰にも見られるわけでもないし、失敗したときに「なんで失敗したんだろう?」とじっくり調べて理解できるとめちゃめちゃ爽快だったからかなと思います。
10回やって9回失敗しても1回正解すれば、それ以降間違えることはないので試行錯誤することが大事だなと思っています。
20:00~22:00【風呂&休憩】
結構長めに2時間休憩を取ります。
風呂は家ではシャワーしか浴びないですし、髪も短かったので大体15分もあれば済ませられます。
その後は散歩するかゲームをするかYouTubeを観るかのどれかでした。
1時間30分ほどの休憩なので見たい動画はこの時間で全て見れたなーと思いますし、モチベーションが上がる動画や他のエンジニアの人とか未経験でエンジニアを目指していた人のTwitterなどを見ていたので、この時間帯から謎のやる気が満ち溢れてきます。
特にあきおブログさんの動画は見るだけでモチベーションが上がるのでオススメです。
この後の勉強時間はやるかやらないかを日によって決めることにしていましたが、モチベーションが爆上がりしていたことが多いため勉強をしていました。
22:00~0:00【勉強⑤】
休日ルーティーン最後の勉強時間です。
この時間帯ではもはやアウトプットする方がしんどくなっているので、逆にインプットの時間にしていました。
この時意識的にやっていて良かったことは先ほどのアウトプット作業で調べた内容を改めてじっくり読んでいたことかなと思います。
調べつつ作業を進めていると、作業しているときは覚えているのですが時間が経つと忘れてしまうますし、さらっと読んでいることが多かったので、繰り返しつつじっくり読むことで頭に残りやすかったなと思います。
インプット作業で活用していたのは参考書かQiitaです。
Qiitaは多くのエンジニアが「どうやって実装をしたのか?」とか「○○を使って~~を作ってみた」などの色んな技術が紹介されているサイトです。
中には備忘録として簡単な内容しか書いていないものをありますが、「これってどうやればいいんだろう?」と調べたときに同じ内容を実装した人の方法論が書いた記事もよく出て来るのでオススメです。
Qiitaを見てみるとわかりますが初学者には難しく感じる記事が多いです。
ただ、関連記事に初学者向けに開設された似た内容の記事も出てきますし、何よりも無料なのでがっつり使った方がお得です。
なので、この時間では改めてアウトプット作業で使った内容をじっくり読んで頭に入れ、読んだ記事をブックマークに入れていつでも読める状態にする作業をたくさんやっていました。
ちなみは私の今でも使っているブックマークアプリは「はてなブックマーク」です。
https://b.hatena.ne.jp/
その後は0時になったあたりに寝るようにしていました。
まとめ
今回は勉強漬けだった頃の休日ルーティーンを紹介しました。
勉強か休憩かの2択しかなかったので単調な内容となりあまり面白くなかったかもしれませんが、セットごとに目的を持って勉強をしていたので、主にそれぞれの目的を解説する内容となりました。
勉強をずっとし続けるよりも勉強→休憩のサイクルを回した方がよっぽど楽ですし、正直長い目で見たときに続けやすいはずです。
あとは絶対的な勉強量をどこまで確保できるかというところですが、正直私は足りていなかったなと思っています。
勉強期間にもよりますが、すぐに技術が身に付くほど甘い世界ではないので休日に少しだけ勉強したことで仕事には出来ないです。
私はコードを書くことやエラーを解決すること、リファクタリングをすることが大好きなので休日を全て勉強に捧げても続けられていると思いますが、遊びたい気持ちのある人は少しずつでいいので勉強時間を増やしながら勉強量を確保していくのがオススメかなと思います。
以上、「【勉強】新卒教員が転職するために過ごした休日ルーティーン」でした。