投稿日:2022/09/13 最終更新日:2022/09/13
【悲報】小学校教員採用試験の倍率が過去最低になってしまったようです
内容
2022年度の教員採用試験にて小学校教員の試験倍率が2.5倍となりました。
1979年度から始まった調査依頼で過去最低とのことです。
中学校や高校を含めた公立学校全体の採用倍率も3.7倍のため相当低くなっています。
どうしてこうなったの?
退職者の増加
定年退職者の場合は昭和50年代~昭和60年代の教職員が対象になってくると思われます。
この時代は倍率もそこまで高くないなか受験者数が過去最大の時期であったため、教職員の数自体が多かったと言えます。
そのため、一時期にどっさりと定年退職をするとなれば人では少なくなると言えます。
※引用:https://resemom.jp/article/2022/09/12/68627.html
途中退職者は実は高くありません。
数値で見ても1%~2%くらいになりますので、よほどのことが無い限り辞めるという人は多くないのでしょう。
とはいえ、教員の働き方はブラックだと言われることが多いので、転職が容易な現代では辞めてしまう人も少なからずいると思われます。
受験者数の低下
令和4年度の場合、受験者数は126,391人となっており過去最高を記録した昭和54年度の257,842人と比較すると51%も減っていることになります。
採用者数に関しては34274人と過去最高の昭和55年度の45,651人と比較しても、採用は積極的にしていると言えます。
しかも、採用数はここ20年間でも一番高い数値を記録しています。
ここで分かることは「新卒者の教員志望が減っている」と単純に考えられます。
まとめ
ここで分かったことをまとめます。
- 定年退職でどっさりと辞めている
- 途中退職は以外を多くない
- 新卒の教員志望が減っている
教員になりたい人にとっては合格の可能性が高くなっていますので、チャンスの時期かと思います。
しかし、この状況が継続的に続くようであれば学校現場の人手不足は深刻な問題になりうると言えます。
この状況をどう改善していくのか今後も注目していきます。