投稿日:2022/06/05 最終更新日:2024/11/07
【3ヶ月チャレンジ企画】基本情報技術者試験を受けてみた
2022年5月上旬に基本情報技術者試験を受験しました。
受験に向けた勉強を始めたのが2月からで3月(0.5ヶ月)は使用でまるっと勉強は出来なかったので、実質2月・3月(0.5ヶ月)・4月・5月(0.5ヶ月)の計3ヶ月勉強をしました。
結果発表
合格発表は6月下旬ころなので確定ではないですが、おそらく合格することができました。
※2022年6月27日に合格発表があり、無事合格をしていました!
午前:66%
午後:69%
※合格点は60%以上(らしい…)なので、ギリギリですね…
勉強時間はだいたいですが以下の通りです。
平日:2時間(火~金)
土日:5時間(土・日)
日数:約78日
総勉強時間:約216時間(これよりちょっと少ないかもしれないです)
勉強スタート前
フロントエンドの仕事を始めてから1年が経過したので、何か資格を取ってみるかといった感じで基本情報技術者試験を受験しました。
正直1年仕事と勉強をして得たものだけでは全然足りず、過去問を見てもほぼ初めて見ることだらけな状態でした。
それでも、合格しなくても何かに活きるだろうと思ってとりあえず計画を立てて受験することを決意したという感じです。
スケジュール
ざっくりと1ヶ月単位で分けてスケジュールを立てました。
1か月目は午前の過去問を周回、2カ月目は午後の過去問と問題演習、3ヶ月目は全体的な復習と過去問演習といった具合です。(スケジュール通りにはいかなかったですが…大体こんな感じ)
使用教材
・基本情報技術者過去問道場 ← オススメ
オススメは過去問道場です。
ネットで過去問演習を無料で出来る手軽さがベリーグッドでした。
電車でも出来ますしちょっとした隙間時間であれば紙よりもスマホの方がはるかに楽なので良いです。
しかも、アカウントを作成すれば今まで解いた過去問を記録してくれるので、どこまでやったっけ?みたいなこともなくスムーズに出来るので試してみてください!(ステマではありません、本当に)
戦略
午前と午後で分かれていて出題の内容も異なっていましたが、出て来る用語や内容は共通しているものが多いので、どっちかの勉強を進めていれば片方も少し伸びます。
私は午前の内容ですら分からないことが多かったので、午前を中心にまず勉強することにしました。
参考書を買うことも検討しましたが、読んで覚えることが全くできない人間なので、解いて覚えるために過去問を解く→答え合わせ→解説熟読のくりかえしで知識の補充をしていきました。
正直、このやり方で良かったと思っています。
どうせ過去問は後々やることになりますし、どんな問題が出るのかも把握できるので一石二鳥どころか一石三鳥くらいのもうけはあったと思います。
なので、午前も午後も大体過去問演習を中心に用語、解き方、傾向などを覚えていくように心がけていました。
あと、基本情報の試験で重要だなと思ったのは得点の付け方です。
例えば、午後問題でアルゴリズムとプログラミングは出来なさそうだからと全く勉強しなかったとして、本番の正解率は上2つが0%、そのほかの午後試験問題で100%だとします。
おそらく正解率だけで見たら60%を超えて来ると思いますが、基本情報の採点は傾斜が掛かっているようで簡単に言えばどれか0%を取ると得点率がぐっと下がります。
つまり、苦手なものはやらなくてもいいやと考えると落ちます。
もし、例のようにアルゴリズムとプログラミングが苦手で捨てたいと思ったとしても、最低でも40%くらいの得点率を目指し、他の選択肢で80%~100%を目指せば60%は超えて来るので、解ける問題は確実に解けるようにしておくべきですね。
なので、まんべんなく勉強するようにしましょう。
【午前】勉強スケジュール
先ほども言いましたが基本過去問です。
過去問道場を使用して1ヶ月の間に6回分の過去問を出来るだけ周回していました。
多分、3周は出来たと思います。
だいたいこれくらいやると気付くことは
・同じような問題めっちゃ出るやん
・難しい問題は毎回4~5問は出るんやな
・用語おぼえるのしんどい…
かなと思います。
用語は気合で覚えるしかないと思います。
MTBFとかデュプレックスシステムとかアンチエイリアシングとか横文字やアルファベットが多いので、覚えにくいですが繰り返せば何とかなります。
私の場合は単語帳を作成して覚えるようにしていました。
オススメはWordHolicというスマホで手軽に自分の単語帳を作れるアプリです。
これの良い所は何といってもPCからデータをインポート出来るところです。
スマホで1個ずつ入力するのは正直だるいと思いませんか?
これだとPCでExcelに表面(用語)と裏面(解説)をまとめておいて、あとはWordHolicでインポートするだけなんで、過去問道場で忘れそうな用語はコピペでExcelに入れておけば数秒で終わります。
出来るだけ準備とかには手間は省きたいところなので、是非使用してみて下さい
※これもステマではないです。マジです。
ちなみに計算問題は過去問で解いたことのある問題以外は解けない状態だったので、本番は半分くらいしかできなかったと思います。
計算問題を対策したい人は公式を覚えること、計算問題のみ過去問を解きまくる、で大丈夫だと思います。
【午後】勉強スケジュール
午後試験は選択問題がほとんどなので、あらかじめ何を解くのか決めて、範囲を絞って勉強をしました。
ネットワーク系は好きなので選択しましたが、開発系の内容はあまり合わなかったので外しました。
これは人によって合う合わないがあると思うので、午前の対策が一区切りついた人は1回全部解いてみることをおすすめします。
午前で得た知識が活きる問題もあれば、仕事でやったことあるなみたいこともあるので全部解いておくと得点率を獲得しやすい選択が出来ると思います。(実際私はそうでした)
ただ、注意しないといけないのはアルゴリズムですね。
アルゴリズムは必答問題のくせして難しく数多の受験者を闇に葬ってきた経歴を持っている問題なので、対策は必須です。
私は参考書を更に買うのが嫌だったので、過去問をたくさん解いて覚えることを中心に行いました。
それでも、得点率は大体60%くらいだったので大きな得点源にはなりませんでした。
とにかく一番は慣れることなので、お金に余裕のない人は過去問を徹底的に解きましょう。
もし解説を見ても分からないようであれば、検索すれば解説記事があるはずなのでそれを見て覚えていけば大丈夫なはずです。
そもそも問題の意味が分からんようであれば、参考書がありますので買ってみるのも良いです。
うかる! 基本情報技術者 [午後・アルゴリズム編] 2022年版 福嶋先生の集中ゼミ
そして、プログラミング言語も選ぶところから重要です。
C、Python、Java、アセンブラ、表計算のうち1つ選択します。
仕事で使っているものがあればそれを選べばいいですが、私は選択肢に無かったのでいろいろ検討した結果アセンブラを選びました。
理由は普段はソフト寄りのことしかやっていなかったのでメモリやレジスタの操作などハード寄りの理解を深めておくのもいいなと思ったからです。
ただ、他サイトで「アセンブラは一番楽」とか「初心者はアセンブラ」みたいなことが書かれていますが、そういう観点ではあまりオススメはしません。
確かにPythonやC、Javaは学習コストが高いのでイチから勉強するのであれば3ヶ月は欲しいところですが、今回のように午前と午後を含めて3ヶ月の場合は間に合わなくなります。
アセンブラも内容は上の3つと比べると全然多くないですが、問題自体の難易度は高いと思うのでちょっとでも合わないとか勉強しても全然理解できないなというならば辞めておく方がいいかもしれません。
もし、私と同じようなことを考えているようならアセンブラはオススメですが、興味ないよという人は表計算を選ぶのがいいかと思います。
当初はアセンブラも過去問を中心に解いて覚える方法を考えていましたが、問題の意味も分からないし解答解説も何を言っているの?状態だったので参考書を買いました。
↑の参考書はアセンブラの基礎から応用問題の内容までしっかり網羅していたので助かりました。
結局参考書を3周ほど周回しながら命令(ST、GR、CPなど)やループ処理などを忘れたら再度覚えることを繰り返しました。
上記が終わったら過去問演習に戻って実際に解けるのかどうかを確認しつつという感じです。
※でも、本番の正解率は40%くらいでした…
まとめ
今のところ、試験勉強で覚えたことはあまり活用出来ていません…
ただ汎用的な理解は増えましたし、肥やしにはなったので受けて損では全くないと思っています。
しかも、私は中途入社の文系なのでIT知識が元々は乏しかったので、基本情報を受けたことで知識の穴をどんどん埋めることが出来たなと感じています。
巷では基本情報は取っても意味はないというような話を聞いたりはしますが、そんなことはないかなと思います。
転職などで評価が上がるかは分かりませんが、理解の幅が広がることで自分の知識になり、技術の選択肢が広がるので、スキルアップをするためならば受けるのも全然ありだと思います。
どうするかは未定ですが、応用情報技術者試験も来年あたりにチャレンジしてみようと思いますが、元気があれば挑戦したいと思います。
来年には基本情報技術者試験も受験要項が大きく変わってしまいます。個人的に合格を目指している人は今のうちにだと思いますので、秋試験に向けてぜひ頑張ってください。