頻出のテンプレートファイルをまとめてみた

投稿日:2022/06/26 最終更新日:2022/06/26

頻出のテンプレートファイルをまとめてみた

WordPressでサイトを作るためには自作テンプレートを作る必要があります。

テンプレート作りをしていない期間がしばらくあると、「そういや何のファイルを作るんだっけ?」みたいなことが良くあります。

そんな時に見返せるようなテンプレートファイルの構成をまとめてみたいと思います。

必須なファイル

index.php【必須】

style.css【必須】

functions.php【必須】

必須なファイルを解説

index.php

どんなページでも表示することの出来るテンプレートファイルになります。

というのも、記事ページのテンプレートファイルはsingle.phpですが、もしsingle.phpがなかった場合はindex.phpが参照されます。同じように固定ページのテンプレートファイルはpage.phpですが、なかったらindex.phpが参照されます。

つまり、一番優先度が低く各テンプレートファイルが無かったら参照される何でも屋みたいな存在です。

ぶっちゃけた話index.phpを使用することはあまりないのですが、一応入れておかないと困ることもあるので入れています。

style.css

このファイルの入れないとテンプレートは作れません。エラーが出ます。

なので、必ず作るようにしましょう。

また、style.cssが必要な理由としてファイル内の一番上にテンプレート情報(=コメントヘッダー)を載せないといけませんので、記載しておきますね。

/*
Theme Name: サイト名【必須】
Theme URI: サイトURL
Description: サイトの概要
Version: バージョンを付けたければ
Author: 作成者名
Author URI: 作者のURLなど
*/

この中で必須なのはTheme Nameのみなので、それ以外が無くても問題なく作成できます。

functions.php

このファイルはテンプレートの中枢となるファイルです。

サムネイル画像を反映する機能を追加するためとか、自動で追加される<p>タグを削除するためとかテンプレート内の機能を追加/削除するためのファイルになります。

カスタムポストタイプやプラグインの作成なども出来ますが、よくよく使い方を理解していないとすぐエラーを起こしてしまうことが多いです。

なので、初めのうちはなるべくプラグインをインストールして機能を追加するといいでしょう。

ただ、WEB上に色々な機能をコピペで追加できるようなサイトもありますので、そのためにも初期段階からfunctions.phpを入れておくのもいいかと思います。

高頻度で使うファイル

・front-page.php/home.php

・header.php

・footer.php

・single.php

・page.php

・sidebar.php

高頻度で使うファイルについて解説

front-page/home.php

どちらもトップページを表示するためのテンプレートファイルです。

この2つのファイルは優先度の違いしかありません。

【優先度】front-page.php > home.php

つまり、2つのファイルがあればfront-page.phpが優先され、home.phpしかなければhome.phpが呼び出されます。

ちなみに、両方ともなければ先ほどのindex.phpが呼び出されます。

header.php

その名の通りページのヘッダー部分をまとめたテンプレートファイルです。

HTMLでは1ページすべてのコードを載せてWEB上にアップしますが、PHPはパーツのように分割して必要なところに必要なパーツを読み込ませることが可能です。

例えば、サイト内のページが10ページあったとしても、基本ヘッダー部分は変わらないですよね。

でもHTMLだと同じコードを10ページ分書かなければいけなくなります。なので、修正があると10ページ分のヘッダーで修正が必要になります。

それがPHPだとヘッダー部分が同じな場合に1つのファイルとして分割させてheader.phpとしてまとめ、それを10ページごとで呼び出すような仕組みに出来るので、修正があった場合はheader.phpのみ修正すれば良いということです。

// 分割する部分
<!DOCTYPE html>
 <head>
  ...
 </head>
 <body>
  <header>
   ...
  </header>
// ここまで

つまりは、header.phpを使うと楽です。

footer.php

先ほどのheader.phpのフッター版です。

役割はheader.phpと同じくフッター部分をパーツとして分割したものをまとめるためにあるので、あると便利です。

 // 分割する部分
 <footer>
 ...
 </footer>
 </body>
</html>
// ここまで

single.php

投稿記事を表示するためのテンプレートファイルです。

頻出としましたが、ぶっちゃけほぼほぼ使います。

page.php/page-○○.php

固定ページを表示するためのテンプレートです。

これもほぼほぼ使用することになると思います。

他にもpage-スラッグ名.phpとすることで特定の固定ページを呼び出すことが出来るため、自己紹介ページやアクセス情報などを掲載するために使うことが多いです。

sidebar.php

サイドバーはページの右側や左側にあるカテゴリーや新着記事などの表示している部分です。

ここもサイト内で変化することが基本ない部分なので、パーツ化することが多いです。

つまり、よく使います。

まとめ

必須と高頻度で分けて説明をしましたが、どっちも必要なことが多いです。

必須だけでもテンプレートは作る(=WEBページは作れる)のですが、高機能なサイトを作るためには高頻度のテンプレートファイルは必要になってきます。

それ以外にもテンプレートファイルはあるのですが、基本ここで紹介したもので一般的なサイトは作れます。

もしテンプレートファイルを忘れてしまったときのチェックに使ってくださいね!